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 学びあいの空間づくり

 

学ぶことで、人が生き生き変わっていく姿をみました。

学ぶことで、ワクワクしながら毎日を過ごせました。

学ぶことで、明日を起こることが楽しみになりました。

学ぶことで、過去に起こった辛いこともとらえなおすことができました。

学ぶことは、いつも私を助けてくれました。

 

そのうち、そんな「学びの場」を自分でも作ってみたくなりました。

 

障害のある人が、性について学ぶサークルを作りました。

障害のある人が、お仕事体験をする場を企画しました。

 

両方とも、私が作る前に想像していたことを

はるかに超えたものになりました。

 

サークルでは、作った人の存在などさっさと飛び越えて、

自主的に自分たちのしたい活動をどんどん広げていく人たち。

その活動に巻き込まれながら、「支援者」と言われていた人たちが

「自分たちも、やりたい!」と、新しい事業を立ち上げました。

自分の命を存分に使いたくなったのだと思いました。

 

お仕事体験では、

「体験の場を提供する」という社会貢献のようなつもりでいた人のほうが、

「これ、自分たちの勉強になってる」と気が付きました。

言葉がうまく使えない、体がうまく使えない、音がうまく聞こえない…。

そんな人たちに「どうやったら仕事を体験してもらえるだろう」

と一生懸命考えて伝え方の工夫するうちに、

自分たちの仕事のあり方を見直すようになりました。

「働くってどういうことなんだ?」

「自分たちは何のために働いているんだ?」

彼らに出会わなければ深く考えることがなかったことを

考えるようになりました。

そしていま、一緒に何かを作り出そうとしています。

 

そんな経験を得ながら、

私は、一緒にいる人がお互いに学びあう空間を

もっともっと作りたいと思うようになりました。

 

障害のある人ない人関係なく、

一緒に学んで、ゆかいに生きていきたいです。

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