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執筆者の写真ayagon49

わたしたちを分けるものをこえていく 実践の模索

社会福祉士会の近畿ブロック研修の分科会でシンポジストとして登壇させていただきました。 テーマは、「わたしたちを分けるものをこえていく実践の模索」 ~障害者手帳のあるなし、分野も、ライフステージも、年齢も、区分もおぎないあって働こう!~ です。滋賀県社会福祉士会のメンバーと打ち合わせを重ねる中で、「こう動きたい!」と思っても、「やりすぎ」と言われたり、「誰がする?」と譲り合ってしまったり、所属組織との関係でうまく動けなかったり…、そんなジレンマを抱えている社会福祉士が多いことに気がつきました。 思い切ってそのことをそのままテーマにして、みんなで話し合てみよう!という分科会設定にしました。3つの分科会のうち一番人気の70名以上の申し込み。びっくりしました。 最初に「ここに集まった人は、「越えていきたい」「補い合いたい」と思っている人たちです。テーマにあるように”越えていく実践の模索”です。私たちが”こうしたら越えられますよ”と答えを出すわけではない。すくなくともまず、これだけたくさんの人が越えていきたいと思っているんだと共有し、一緒に”どうやったら越えていけるかな”と考える場になれたらと思います。」といいました。 課題提起を滋賀県社会福祉士会の3人で15分ずつした後、グループで話し合ってもらいました。 自己紹介で「自分の仕事にタイトルをつけてください」とお願いしました。「ケアマネの〇〇です」とかではなく、例えば、私は「一緒に悩み屋の坂本彩です。」みたいな感じで自分の仕事にタイトルをつけるわけです。 そこから「どんなソーシャルワーカーとして、どんな実践をしているのか、いきたいのか。」を話し合ってもらいました。 これが盛り上がる盛り上がる。びっくりしました。みんないっぱいしゃべてくれました。40分間しっかりと。 参加者もほんと、いろんな仕事の人がいて、住むところがない人がいるなら自分で不動産屋をはじめちゃおう!としている人や、フードバンクを始めた人、アジアの研究をしている人、など、いろいろ。もちろん、ケアマネさん、病院のソーシャルワーカーさん、障害者の相談支援専門員さん、スクールソーシャルワーカーさんなども…。 その共通基盤は「私はソーシャルワーカーである」ということ。社会に必要なことを仕事としている、その共通点でお互いが越えてつながっていくためにたくさん話をしました。 最後はまとめとしてつながるために「のりしろの作り方」を提案して分科会を終えました。 熱心な参加者の姿に、これからの自分たちの仕事は希望がある、作っていける、という思いを強く持てた時間でした。


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