現場の声から始まった研修
- ayagon49
- 7月23日
- 読了時間: 2分
今日は、湖北まこもさんで「意思決定支援」をテーマに研修を行ってきました。
実はこの研修、4月に別の場で私の講演を聴いてくださった方が、「坂本さんを職場にも呼びたい!」と声をあげてくださったことがきっかけで実現しました。
さらにうれしかったのは、「職員の発案で研修を企画したのは今回が初めてだった」と伺ったこと。これまで研修は管理職層が決めるものでしたが、今回は現場の職員さんの声から始まったということでした。
重度知的障害のある方が多く暮らす施設での意思決定支援。その研修は、伝え方にも工夫が必要です。
意思決定支援の基本は、軽度でも重度でも変わりません。
けれど、言語でのやりとりが難しい方にどう寄り添うかという問いに、制度やガイドラインだけを語っても「できるかい!」と返されてしまうかもしれないし、逆に「できない自分」を責めてしまう職員さんもいるかもしれません。
なので、現場の苦労や揺らぎに寄り添いながら話すこと。制度の矛盾にも触れながら、「それでもなんとかともにやっていきましょう」と声をかけること。
今日の研修でも、そのことを大切にしてお話しました。
帰り際、声をかけてくださった職員さんが「やっぱりお願いしてよかったです」と言ってくださいました。その言葉が、本当にうれしかったです。
コメント