龍谷大学現代福祉学科のシンポジウムに登壇させていただきました。
報告をさせてもらうことも、文章を書かせてもらうことも、その準備の過程でものすごい勉強になるし、感想をもらってまた勉強になります。
いつもは「障害福祉分野の人」に話すことが中心なので、それ以外の分野の人に話すときは「この表現で伝わるか」ということを考えて、吟味します。
終了後、フロアで会った先輩が、
「彩さんの言葉は、伝えたいことが、ぎゅっと伝わってくる。このことを彩さんが伝えたいんだってわかる。とても言葉を考えて書いているでしょう?」と言ってくださいました。とてもうれしかったです。
私がこだわってきた「その人の名前」。Aさん、Bさんじゃなく、名前があって生きている人間だということ。そのことにこだわった意味が何人かの人にしっかり伝わっていることを感じました。
そして、ソーシャルワークという私たちの仕事は、私たちの持っている力は、実は、福祉以外のところでもものすごく役に立つことで、そのことを、もっと伝えていかなければならないと、漠然とだけど、でも、強く感じました。まだ、言語化できないのですが。
学部時代は、ただあこがれて、尊敬していた先生。その先生と同じ本に書けるような自分になれること、あの頃は想像していませんでした。そんな自分に成長できていることがうれしくてしょうがないです。「他者実現とともにある自己実現」。目の前の人の人生と真摯に向き合うことが、自分を成長させてくれる。とても楽しい時間でした。
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