top of page
執筆者の写真ayagon49

人生最大の坊主めくり

“ものすごい坊主めくり“をした気分。


今日は、大津市障害者自立支援協議会の合同新人研修でした。

大津市内で最近障害福祉関連の仕事に就いた人30名ほどが集まって開催される、基本的な話の研修会です。私は事務局アドバイザーとして自立支援協議会人材育成部の研修の企画運営を受け持っています。この研修は様々な分野の講師に来てもらいます。全部、大津市内で一緒にがんばっているひとたちで、まさに、みんなでつくる「学び合いの場」です。


まず、いろんなゲームをしてアイスブレイクをした後、最初に「対人援助とは?」ということで、DVDを見てもらって、グループワークをするというコマを60分用意していました。…がっ!DVDが再生されません。うごかない!去年は再生できたのに!なんで??なんで??


いろいろ試しましたが、無理とわかってこれ以上受講生を待たすわけにもいかず、プログラムの組み換えを決意。私の次に講演する予定だった、松岡啓太さんの「大津の障害福祉の基礎知識」のコマを前倒しして私が話し始めて、松岡さん到着後にバトンタッチすることに。


到着予定は60分後。60分。他人のパワポのスライドで60分話す。だいたい書いてあるであろうことを想像はできますが、詳しくは見ていないので何かがいてあるかは不明でした。


「人生最大の坊主めくり」


出てきたスライドに合わせて講演をしなければならないという状況になりました。

最初のほうの「障害とは?」「障害者とは?」などの定義などの話は、まあ、できました。そのうち、どんどんむつかしくなっていきました。


「社会モデル」のスライドが出てきました。事例を交えて説明し、「社会的障壁っていうんです」って説明してクリックしたら次のスライドに「社会的障壁の事例」が書いてありました。わぁ!

「バリアフリー」とか「障害者手帳について」とか「身体障害とは?」「知的障害とは?」「精神障害とは?」「発達障害とは?」とか、1枚のスライドでポンポン出てきました。全部しゃべりました。事例を交えてしゃべりました。


次に、年齢別の支援が出てきました。(こんな作り方だったのか、このスライドは…、と知ると知る。)0歳~6歳までのスライド。この時期に大切なことを説明する。続けて「乳幼児健診大津方式」のスライドが出てきた。心の中で(新人研修でこのスライド…。確かに大事。でも、スライド1枚で新人さんに伝わるように話すのはむつかしい…。いや、でも大切な話やし、ちゃんと伝えよう。)と思いながら、以前、大津方式創世期の発達相談員の方のお話を聞いたエピソードを使いながら大津方式の意義を私なりに伝えました。

 7歳~17歳のスライドが出てきました。学齢期に福祉とつながれなかった時代があった話をして、だからこそ、今はちゃんと連携することが大切だという話をしました。18歳~のスライドを離しているあたりで、松岡さんの姿が見えました。やった!来た!交代できる!


20歳~、松岡さんに交代しました。はあ~、疲れた。


 午後も本来の自分のコマを75分くらい話し、丸一日の研修を終えて、事務所に戻ってから「何が出てくるかわからんスライドで講演するって、私、すごいんちゃう?」って思いました。


 幸いにも、アンケートの結果も悪くなく、「大津の障害福祉の全体像がわかった。」と、書いてもらえました。

 明日は研修2日目です。


閲覧数:40回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page