虐待防止研修に行ってきました。

今日は、美輪湖の家みょうがのみなさんの研修で障害者虐待防止のお話をさせてもらってきました。

もう、何年も虐待防止研修を重ねておられている法人なので、基本的な話より具体的な実践現場での話に重きをおいてお話をさせてもらいました。

グループワークでは、「ふりかけをかけないと白ご飯を食べられない自閉症の花子さんに対して、職員が”社会に出たら我慢も必要だ”と、ふりかけを禁止し、花子さんは泣きながら白ご飯を食べているケース」や、「タバコが好きな太郎さんが、自分で決めた本数を超えて吸ってしまうときに、職員が”たばこをもう１本吸うならコーヒーはなし！と言ったケース」などをグループで検討したりしました。

ワークの中では、「自閉症の人の感覚過敏の問題で白ご飯を食べられないのなら無理に食べさすのはダメなんじゃないか」「ふりかけかけてでも食べられたらそれでいいんじゃないか」「タバコとコーヒーを引き換えにするような条件を出すのはおかしいのではないか」「でも、煙草による健康被害は心配。支援者が勝手に心配して制限するんじゃなくて、自分たちで本人が自分で健康被害について知って一緒に考えられるようになるほうがいい。」などの意見が出ました。

みなさん、熱心にグループワークに参加していただきました。

帰りに近くの道の駅「愛東マーガレットステーション」に行き、自分へのご褒美にジェラードを注文したら思っていたより大きくてお腹が冷えて食べきれませんでした。