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「まともがゆれる」出版記念トークショー

  • 執筆者の写真: ayagon49
    ayagon49
  • 2019年6月9日
  • 読了時間: 3分


「まともがゆれる」出版記念トークショー。「梅雨のパン祭り」無事に終了しました。


トークショーが終わって、家に帰って、お風呂に入って、背中に熱いシャワーを浴びせ続けて、あがって白湯を飲んで、やっと胃の痛みが落ち着きました。


実は、緊張していました。胃がキリキリするくらいでした。緊張で胃が痛くなるなど久しぶりのこと。


よく考えたらおかしい。本を読んでいて、その本がすごく面白かったからと言って、ファンレターを書くくらいならまだしも、「この著者と話したい。」と思って、一人で会いに行くのもけっこうギリギリな行動のような気がするのに、「この人と話したいからトークショーを開催したい。」って、その会話を多数の人に聞かせようとするなど、もう、ストーカーを超えて何なのかよくわからない。


開始30分前くらいになり、何かを楽しみに集まってくださった多数の人たちの姿を見て、クロワッサンのお面をつけたときに、「あれ?私なにやってんだろ。」と我に帰ったら急にお腹が痛くなってきた。


聴きたいことがたくさんあった。


それは、すごく、人間が生きていくうえで本質的なことだと感じていた。


「私もそう思うんです」

「でも、私、自信をもってそれを言えないんです。」

と感じるようなことが、本にはたくさん書いてあった。

だから、私は、確認したかったのかもしれない。


「社会のストライクゾーンが狭いからしんどいですよね」

「広げたら楽になりますよね」

「働くって、お金のことだけじゃないですよね」

「仕事って、お金になることだけじゃないですよね」

「弱さをさらけ出したら、みんな楽になりますよね」

「我慢しなきゃならないとみんなが思い込んでてしんどくなってるけど、我慢しなくていいですよね」


私はきっと、「これはすごい話になるから、聞いた人はきっと生きるのが楽になるから、これは、みんなにきいてもらったほうがいい。」と感じたんじゃないだろうか。

そして、私の周りにそういう価値観の人が増えると、私はとっても楽に生きられるから、増えてほしかったんじゃないだろうか。


トークショーの中ではいろいろ新しく気がついたこともあって、うれしかった。


「心よりも先に、体が反応する。」(だから体の声をちゃんと聴く)

「お金以外の指標を自分たちが持ってないから、障害のある人にもお金を儲けることを目的にさせてしまっている。」(ほかの価値を示すことができない)

「みんながかっこつけあって“私の趣味は生け花です”みたいなことを言っちゃってお互いに息苦しくなっている。」(趣味はへそをかくこと、と堂々と言えばいい)

「弱みをさらけ出しても、誰もつけこんでこない。」(そんな人見たことない)

「自分に合ってない場所だということは、その渦中にいるときは気がつかない。あっている場所に出会ったら、“あそこは合ってなかった”とわかる」

「自分を生きられるのは自分だけ」

「多数派も少数派もない。ここにいる人みんな少数。みんな1.」


ああ楽しかった。


いいんだよ。

楽に生きて。



まともがゆれる

 
 
 

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