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意思決定支援の研修

  • 執筆者の写真: ayagon49
    ayagon49
  • 2024年11月6日
  • 読了時間: 2分

意思決定支援の研修に登壇しました。

50名近くの方が参加してくださいました。


最後に質問で、「事例に出ていたのは軽度の知的障害のかただったが、そうではなく重度の知的障害の人の治療方針を決める時、命にかかわるような場面など、どのように考えておられるか、事例等もあれば教えてほしい。ぼんやりした話ではなく、はっきり言ってほしい。もう、医者に決めてもらうんだとか、はっきり言ってほしい。」と言われました。


私は、まず、「生きたいと思っているという前提で考えます」と言った後、過去に関わった、ガンになった方のケースと人工透析が必要になった方の話をしました。ふたりとも、なんどもなんどもみんなで話し合ったこと。本人にもできる限りの説明を試みた事。リスクも含めていろんな意見が出ていっぱいいっぱい考えて、結論を出したことを話して、「私は本人のことをよく知らないお医者さんに決めてもらうのは嫌です。かかわってきた人みんなでいっしょに考えて、みんなで責任を持ちたいと思います。」と答えました。


帰り道に思いましたが、この方法がとれるのは、本人に長くかかわって、一生けん命考える支援者が複数いるということが条件なんだなと思いました。そうじゃない場合、一緒に考えてくれる人がいないんだな、と思いました。


 
 
 

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